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第97回アカデミー賞アニメ賞を取ったFlowを見たけど正直キツいと思った ネタバレあり感想

映画

第97回アカデミー賞アニメ部門をラトビアが取ったということでバルト三国に縁がある人に誘われたので映画館に行ってきました

事前にセリフ一切なし映画と聞いていたので大丈夫かと思いました

でもやっぱり大丈夫じゃなかったです(正直に言おう、超つまらなかった……)

ここからネタバレありなのでご注意を!

率直な感想

AIに描かせたFlowのイメージ図。全編大体こんな感じ

やっぱり無理があるよセリフなしで90分は

やはり人間が出ない&言葉が一切ない90分映画というのはかなり無理がありましたね

大人が5分くらいこの作品を見ると、ひょっとしてストーリーが無いんじゃないかなと察してしまうので、
残りの85分は当たり障りのない企業CMのアニメを見ているかのような虚無感MAXの時間になります

ここから先はネタバレありと書きましたが、

この作品のストーリーは猫、カピバラ、鳥、犬、キツネザルが船に乗って旅をするしかありません

意図的に意地悪く曲解表現をしているわけでもなく本当にストーリーと呼べるものはこれしかありません

完全な余談になりますが、金瓶梅という中国古典の訳書を読んだところ、明の時代のお金持ちが因果応報の末に尽きると書かれていて笑ってしまった。確かにそうだけども

とてつもない量のストーリーが盛り上がるシーンが存在するインド映画RRRで言うと、マッリが極悪総督婦人の手に絵を描くくらいの話の展開でハイ映画終わりって感じです

話の展開が無いのなら映像が凄いんでしょ? 映画界頂点の賞のお墨付きだしと思われることでしょうが

そんなものはない

の以上です……

(ちなみに改めてポスターを見て気が付きましたが、
この作品を褒められる場所が賞を取ったことしかないからかメジャーなライバルに勝ちましたしかアピールしてませんね。
作品内容に褒められる部分が無いから事実陳列しか書くことが無いのかと思ってしまったり……)

映像作品としても特段優れているとは思えなかった

アニメ映画好きなら、名作には必ずこのシーンが印象的だったなというシーンがありますよね

アキラならバイクのスライドブレーキとか、ライオンキングならスカーが歌い終わる時に岩がせり上がるとか、モアナのマウイの刺青がヌルヌル動くとか

視聴後のインパクトを残すシーンというのが名作には不可欠ですが、

Flowにはそんなものはないの以上につきます

水と動物の表現もPS3ぐらいのグラフィックにしか見えずまるで私の知らないゲームのムービー場面をひたすら無実況下手な編集で見せられているという感覚に囚われました

猫がなんかやったと思ったらいきなり場面が飛ぶというシーンが何度かあったので、余計ゲームのムービーシーンを素人が下手くそに切り取った感が出てて気になりました……

ゲームを一切やらない普段アニメ見ない人はきれいだったと評価するかもしれませんが、
ゲームアニメが好きな人が見るとこれよりSEKIROのグラの方がきれいじゃん、
水の表現もポニョの方が動いていない? だとか比較対象があるだけ評価が下がってしまいます

動物の習性の考察不足

細かい動物の習性とかを調べるのが好きな人にはツッコミどころ満載過ぎる内容だと思います

ディズニーの動物の描写は人間目線のご都合主義とよく叩かれますが、
この作品に比べればライオンキングの方がよっぽどちゃんと動物の習性をまともに描いていると言えます(メスライオンが狩りをさせてスカーがサボるとか)

サギのような鳥が赤の他猫の主人公をかばったり、動物が完璧に船のオールを操舵したり、
猫が水に潜って魚を狩猟して仲間に食事を分け与えたり、
一般的に鏡像認知が出来ないと言われている動物たちが鏡像認知したり、
そもそもネコイヌカピバラキツネザルが何で同じ生息域なんだよだとか……

また、細かい話ですが、作中で猫が何かとニャーニャーしか言わないのも気になりました

猫がニャーニャー言うのは赤ちゃん言葉なので成猫同士だったり単独だとニャーニャー言わないようです
昔ネコ好きの友達が猫に近づいてはニャーニャー言ってもガン無視して逃げられていましたが、
今思えば当たり前の話で、猫は猫同士でニャーニャー言ってコミュニケーションを取らないのです

せっかく猫を主人公にしているのだから猫の様々な発声を言わせれば良いのにほぼニャーニャーしか言わないのが気になりました

こんなこと猫を飼育していなくとも猫のペットカメラ動画でも見ればすぐに分かることなのであまり作者は動物が好きじゃないのかなと思いました

んで、こういった動物の描写がずさんなのも何かしらの理由があり、
最後まで見たら何か今があるのかと思ったら特に何もありませんでした

動物の独自性を活かせられないのならソニックザヘッジホッグのような擬人化したキャラクターを動かせばいいのではと思いますが、
そうなると商業的にウケるキャラクターデザインを考えるというのは非常に大変なので安直に動物を使ったのかなと思いました

個人的にはここまで動物が人間のように動くというのは、ロジャー・ゼラズニイの光の王みたいに動物の中に人間の魂が入っているとかそういう設定かと思いましたが、
そんなことも多分ないようです(裏設定ではあるんだよとか言い出しそうですが知らんがなです。クリエイターなら作中で描写してください……

あと冒頭で描きたての猫の絵があったので全人類が居なくなってすぐの話ってコト? とか色々最初は考えましたが何の意味もありませんでした

おわりに

冒頭に話した一緒に行った人も2024年は長編アニメが一本も作られなかったの? とこれが賞を取れたのを不思議がっていました

人間が出れば何を扱っても政治的だ! と文句言われるこんな世の中じゃ動物が船に乗る話に賞を取らせるしかないんですかね、ポイズン🤢

最後に余談ですが、最近のアカデミー賞はなってないわね、去年のエブエブも正直微妙だったし、
ま、その前のパラサイトは面白かったけどと書こうと思い一応アカデミー賞リストを見たところ、
去年はオッペンハイマー、その前がエブエブ、パラサイトは2020年と知り時間の流れの速さにおったまげました

アイキャッチは映画.com様よりお借りしました

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